法人,ETC,カード,比較,ランキング

 

前回は、利用台数などに重きをおいた法人ETCカードを紹介しました。

 

今回は、高速道路の利用回数が多い会社にお得なコーポレートカードをご紹介いたします。

 

ETCコーポレートカード

 

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ETCコーポレートカードは法人ETCカードでありながら、首都・阪神高速道路に特化したカードです。

 

トラックをおはじめ運送業など大口の方、多い頻度で利用する会社には有利に割引きがあるシステムになっています。

 

前回紹介した、法人ETCカードとの違いは(こちらも法人ETCカードなのですが名称がコーポレートカードと言います)、まず、必ずETCカードを設置する車両の登録がいるということです。

 

ですので、1台登録で1枚発行のみ、手渡しで社員同士で別の車に貸し合いっこはできません。

 

つまりレンタカーにも車載できません。

 

これがデメリットになるかもしれませんね。

 

しかし、これにもまして魅力なのがやはり、利用頻度によって上がる高い割引率です。

 

前回紹介したETCカード特典として、朝夕深夜は30%割引、10回以上利用すると最大50%。

 

ですが、さらにこの割り引きにプラスされて

 

首都高速、阪神高速の割引制度が別途受けられるんです。

 

コーポレートカード特有の割引

 

まず、

 

5000円~10000円利用で10%

10000円~30000円利用で15%

30000円~50000円利用で20%

 

の追加割引サービスが受けられます。

 

つまり、首都高、阪神高速を多頻度に使う会社の経費節減に絶大な力になってくれるに違いないでしょう。
しかも嬉しいことに、2014年4月1日からはNEXCO東・中・西日本でも割引率がアップしました。

 

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例えば5000円以下の利用なら割引はありませんが、

 

月に5000円~1万円の利用で20%

1万円~3万円の利用で30%

月3万円を超える利用はなんと40%まで

 

各種時間帯割引を適用したあとにさらに割引してくれるのです。

 

つまり、コーポレートカードは、首都高・阪神高速の利用が5000円を超える会社や、NEXCO東・中・西日本で月の利用が3万円を超えている会社には大変得をするシステムになっているのです。

 

コーポレートカードのデメリット

 

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冒頭ですでにデメリットについて触れていますが(笑)、もう一度おさらいしておきます。

 

利用者によってコーポレートカードは大変お得なカードですが、以下に該当する方には向いていません。

 

1台づつ登録するのが面倒
レンタカーでも自社ETCカードを使いたい
首都高・阪神高速はあまり利用しない
会社の高速道路料金が月額3万円に達しない

 

つまり、一度に沢山のETCカードを作りたい会社は法人ETCカードの方がオススメできますね。

 

コーポレートカードの作成手順

 

それではコーポレートカードの作成手順をみてみましょう。

 

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1.前回の法人ETCカードと同じく、文末のアドレスから公式サイトに飛びます。

 

そのサイトからメールフォームでまず申し込みします。

 

2.すると、記入した会社・または自宅の住所にカード申込書(手書き用)が届くのでそれにまず記入し、

 

登記簿謄本の写し
車検証の写し
ETC車載器セットアップ証明書の写し

 

をセットにして、返送します。

 

3.その後資本金である1万円を入金します。

 

4.だいたい10日前後でスピーディーにカードが発行されるので、会社が設立して間もない新しい会社が車での経費削減を急がれているときは、満足のいく結果になるでしょう。

 

コーポレートカードにかかる必要経費

 

コーポレートカードも法人ETCカードですので、まず解約時に戻ってくる出資金を1万円おさめないといけません。
そして、車一台につきカード発行手数料が617円、そして年に1回の取り扱い手数料も617円かかります。

 

これらを差し引いても、首都高・阪神高速道路をよく利用する法人・個人事業主には魅力的なカードだと思いますが、

 

法人ETCカードのようにマイレージは貯まりません

 

ので、そこはぜひどちらのカードにするか?選択基準にしていただければと思います。

 

コーポレートカード利用時に引かれる手数料

 

あと、前回紹介した法人ETCカードのほうは毎月の走行金額の8%が手数料として引かれますが、このコーポレートカードは5%が手数料となっています。

 

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『なぜ 5%も手数料 とられるんだよ!!(泣)』

 

と不思議に思われる人も多いと思いますので、調べたのですが、

 

これらは運営している日本高速道路株式会社の

 

請求書作成

信販会社への立替保障

 

にあてられるそうです。

 

5%の手数料は、やはりその運営費と考えるのが妥当でしょうね。

 

法人ETCカード コーポレートカードまとめ

 

総合的にみまして、やはり大口で利用される方や高速道路を頻繁に利用する会社は、
ぜひコーポレートカードを作っておくべきだと思います。

 

逆に、1枚のカードで沢山の台数を確保したい会社には向きません。

 

また、マイレージもたまりませんのでご注意下さい。

 

それでは次のページではクレジット機能付の法人ETCカードも紹介して比較してみたいと思います。

 

 

法人ETCカードを理解する5ステップ

 

→その4 クレジット機能付 法人ETCカードとクレジットなしを比較してみる